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全自動血球計算器
赤血球・白血球や血小板の増減を検査する機器です。赤血球数を検査することで貧血や多血症の存在と種類などが評価でき、白血球数を検査することで感染症・白血病・骨髄抑制の程度を評価できます。また、血小板数を検査することで出血傾向の有無などを評価できます。 |
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血液生化学検査器
血液生化学検査は、血液から分離された血漿といわれる液体部分を生化学的に分析する検査のことです。この検査により、肝臓や腎臓などの異常をチェックすることができます。また血漿の電解質を検査することで、体液中のイオン濃度の評価ができ、腎臓などの異常がチェックできます。
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光学顕微鏡・顕微鏡画面モニター
光学顕微鏡は試料に光を照射して、透過光や反射光など試料が発する光をレンズによって結像させて観察する顕微鏡です。血液塗抹では赤血球の状態や白血球の分画の評価ができ、腫瘍を試料にしたものはその細胞の状態で腫瘍の種類や悪性度の評価ができます。また尿を顕微鏡で見ることで結晶が見られれば結石の成分を予測することができ、便を見ることで便中の虫卵を検出することもできます。
顕微鏡の画像は隣のモニターに映し出すことができるので、飼い主様に説明するときに便利です。 |
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X線撮影装置
X線撮影検査(レントゲン検査)は、X線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を検出器で可視化することで、体の内部の様子を知る画像検査です。骨折の評価の他に、胸部の撮影で心臓や肺などの評価、腹部の撮影で消化管やいろいろな腹腔内臓器の評価をすることができます。また、造影剤を用いることで目的の臓器をより詳しく評価することができます。 |
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デジタルX線画像読み取り装置(CR)
X線画像を専用の読み取り装置を用いることにより、デジタルデータとして画像を処理することができるシステムです。これにより、コンピュータ上で画像の検証や測定を行うことができるため、より診断の精度を高めることができます。また、従来に比べてより早く画像が出ますので、現像時間をお待たせせずに画像を見ることができます。 |
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超音波検査器
超音波検査(エコー検査)は、体表に超音波の出るプローブを当てて超音波を発生させ、反射された超音波を画像データとして処理し、体内の組織をリアルタイムに調べることができる画像検査です。動物にも比較的ストレスを与えずに体のいろいろな臓器を検査することができます。また、ドップラー効果を利用して血液の流れる方向や血管の分布を検出することができますので、心臓内の血液の逆流の程度や、腫瘍に対する血管の入り方などをより詳しく調べることができます。 |
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生体情報モニタ
主として手術中の患者の状態を監視する装置で、この1台で心電図、血圧、脈拍、体温、呼吸状態、麻酔ガス濃度、動脈血酸素飽和度を見ることができます。麻酔中・手術中は体内外でいろいろな事象が起こるため、これらの動きを監視することは非常に重要になります。外科手術を安全に行うためには欠かせない装置です。
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吸入麻酔器
吸入麻酔とは、全身麻酔の方法の一つで揮発性麻酔薬を酸素に混ぜて吸入させることによって、全身麻酔を得る方法です。注射麻酔と違い、ダイヤルの微調整で酸素中の麻酔薬の濃度を調節できるため、麻酔深度(麻酔の効きぐあい)を細かく調節できるのが特長です。また、気管挿管しておけば人工呼吸もできるため、呼吸状態も安全に管理できます。 |
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超音波スケーラー
超音波振動と水のキャビテーション効果により歯についてしまった歯石を除去する装置です。犬や猫では歯に歯石がついてしまった場合、歯石除去の処置のために全身麻酔をかけなくてはなりません。日ごろからデンタルケアはしっかりしておきましょう。
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電気メス装置
電気メスは高周波電流によって発生する熱を利用し、瞬時に細胞を加熱することで切開作用を生じさせたり、タンパク質を凝固させることによって凝固作用を生じさせたりする装置です。皮膚切開の際など微細な出血がある部位は、電気メスで処置することでその出血を止めることができます。手術の際の出血量を少なくしたり、手術時間を短縮したりするためには欠かせない装置です。 |
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小型ICU装置・酸素濃縮機
心臓疾患や呼吸器疾患の重症患者は、日常の空気の酸素濃度では全身にうまく酸素を送ることができなくなってしまいます。そのような動物に対し、高濃度酸素ケージにて酸素化することで呼吸や心臓への負担を和らげることができます。また、同時に温度・湿度のコントロールもできるので、手術のあとなど特別な入院環境が必要な場合にも使用します。 |
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中性電解水(AP水)生成装置
中性電解水は高純度食塩水を電気分解して得られる、殺菌・殺ウイルス作用を有する水です。有効成分である低濃度高活性の次亜塩素酸を主体とし、細菌やウイルスに対して優れた除菌効果を発揮します。この中性電解水は動物の傷口の消毒(しみることはありません)、手術前の手洗い、院内の拭き掃除、器具類の消毒などに利用し、院内を衛生的で清潔な環境にすると共に院内感染の防止にも役立っています。
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